01−05−17 レッドアイフライト
アメリカの広さは日常生活の中でも十分に感じる事ができますが、特に旅行をしたときは体で実感します。最近は仕事でアメリカ国内出張がなかったのですが、久しぶりにLA(ロスアンゼルス)に行って改めてアメリカの広さを体で感じました。

LAは時差が3時間、オハイオで昼食を食べる頃にLAでは仕事を始める時間です。
ですからオハイオからLAに行くときは午前中は会社で仕事をして、午後のフライトで行くと丁度夕方の7時頃に到着、何か時間を得したような気になります。
最近は飛行機に乗る時はEチケットというシステムで、航空券を受け取らずに、搭乗カウンターで予約番号と身分証明書を見せて手続きをするのが普通です。
会社では出張申請をすると、5桁か6桁の予約番号が社内のEメールで送られてきます。これを控えて空港のカウンターで言うと、それだけで搭乗券を発行してくれます。身分証明は運転免許証です。

コロンバスからLAの直行便は少なく、どこかの大空港を経由して行く事になります。今回はミネアポリス経由、ここに行くのは初めて。コロンバスから約2時間で到着。空港は広々とした感じではなく、しかも何故か人でごったがえしておりました。

乗り換えのゲートに行く途中で天井に単発の飛行機がぶら下げてあるのを発見。これはかつてリンドバーク大佐が大西洋横断飛行をしたセントルイス号の実物(多分)でした。
この飛行機は操縦席から前方を見ることのできない、非常に変わった飛行機です。前方が見えない飛行機でどうやって操縦したかと言うと、潜望鏡のようなもので前を見たそうです。


ミネアポリスの空港からLA行きに乗り換え。某国の団体旅行客(東洋人)と一緒になり、LAまでの4時間のフライトは殆ど寝る事ができませんでした。機内をやたらとウロウロ歩き回る、大きな声でしゃべる、人をジロジロ見る、その傍若無人ぶりには参りました。

今回の出張は別な部門の日本人のUさんとMさんが一緒で、LA到着後レンタカーを借りてホテルに行く前に3人で先ず食事。空港から20分ほどでトーレンスに到着、ここは日系の会社が多くあり、日本人も多く住んでいます。
翌日は午前中は会議の資料準備、午後は休憩なしで6時までみっちりと会議。
その後、みんなで夕食。寿司をたらふく頂きました。
LA駐在のKさんも一緒に食事をしましたが、食事の後再び会社に戻っていきました。結構ビール飲んでたけど、仕事になるのかなー。
夜10時のLA空港の待合い室
我々3人はそのまま空港に行って、レンタカーを返し、10時のフライトに搭乗。
LAの10時という事はオハイオの夜中の1時。殆ど満席状態で再び4時間で今度はデトロイトまで。

飛行機は国内線ですから座席も窮屈で殆ど寝ることができませんでした。
デトロイトに着いたのが朝の5時少し。

ここでコロンバス行きに乗り換え、コロンバス到着は朝の8時半。
空港からは自分の車で、結局家に着いたのが9時半。

寝不足と旅の疲れでもうクタクタの状態なのですが、どうしても会社に行かなくてはなりません。
いくら何でも、このままでは仕事にならないので、ちょっと仮眠をしてから出勤をしました。

西海岸を夜発って、東海岸の都市に朝到着、そしてそのまま仕事というのはアメリカ人ビジネスマンがよくやるパターンだそうで、この夜行便を寝不足で目を赤くする事から「レッドアイフライト」と言います。

サラリーマンは頭じゃない、体力ダー!!!
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