00−12−28 年末の買い出し 
26日から上の娘とカミサンの3人で冬のシカゴ見物。
今日はオハイオのコロンバスまで帰る日ですが、実は帰る前に一仕事があるのです。それはお正月の買い出し。

シカゴには何万人もの日本人が住んでいるそうで、本格的な日本のスーパーとか、本屋がありそこで買い物をしてから帰るのです。シカゴには3年前に下の娘とカミサンの3人で来たことがあるのですが、その時も同じコースでした。
この店の中は、完璧に日本です
ホテルはシカゴ郊外のアーリントンハイツという所に宿泊、そこのホテルからこのスーパーまで車で3分とかかりません。

この近辺には他にも日本料理屋とかがたくさんあり、ここに住む限りは日本と全く同じ生活をする事も可能な地域なのです。
でも日本食ばかり食べて、日本人とばかり接して、日本のテレビを見ていたら、何年いてもアメリカはわからないのではないか。
ですから私はアメリカに住んでいた人と話をする時は年数よりも、どこに居たという事を聞くようにしています。

企業の駐在者(家族も含む)でLAとかNYとか、そしてシカゴに居た人達と、ケンタッキーの「ド田舎」に住んでいた人では、アメリカで経験した中身は全く違うというという印象を持っておりますし、話も合わないようです
このスーパーは以前は「Y」という海外では有名なスーパーでしたが、数年前に倒産、名前が変わっておりますが、中身は3年前と全く変わっておりません。アメリカではこのチェーン店がLAとニュージャージーにあり、LAは私も行った事があります。

ホテルを9時半少し前にチェックアウト。店は9時からやっているのです。
コロンバスにも日本食材店が2軒あり、普段の生活には全く支障はないのですが、ここシカゴのスーパーは規模がけた違い、日本の大手スーパーよりも店舗の規模は大きいくらいです。
スペースにゆとりのある、結構大きな本屋です
私にとっての楽しみは、本屋がある事。
この本屋も相当に大きく、雑誌から新刊、文庫本、何でも揃っております。普段は雑誌を月間に4冊と、欲しい本があるときは日本に注文すると給料天引きで、大体2週間くらいで家に送ってきますが、やはり本はパラパラと立ち読みをしながら決めるのが一番。

さっそく本屋に行って1時間程も立ち読みをして買う本を決めました。
あれも欲しい、これも欲しいとなりますが、そこはぐっと我慢をして4冊に決定。値段は100円が1ドル50セント。つまり日本の1.6−1.7倍くらいの値段になりますが、これは仕方のない事。でも1500円の本が2400円というのはちょっと儲け過ぎじゃない?

ただ気を付けないといけないのは雑誌が結構古いものを置いている場合がある点です。今回も良く見ると大半の雑誌が完璧に1カ月遅れにになっておりました。

私がレジをしていると日本人らしいオバアサンが、お正月のおせち料理の作り方の本を買っておりました。店員とは英語で話をしておりましたので、こちらで生まれた人か、それとも日本語を忘れてしまった人のようです。

でも日本のおせち料理の本を買って行くという事は、きっと自分で作ってみようと思ったからなのでしょう。大事そうに本を抱えて、オバアサンは店を出て行きました。
それとここには酒屋もあって、ここで私が生きていく上で必須の「液体燃料」も購入。
アメリカではお米が安いせいか、日本酒もうんと安く売られております。アメリカ産の日本酒だからと言ってバカにしてはいけません。これがまた旨いのです。
命の水、液体燃料
日本から輸入された酒は、やはりそれなりの値段がしており、酒税の関連もあるので比較は難しいのですが、大体日本の1.2倍くらいの値段の感じです。
私は普段は、輸入日本酒は飲みません。理由はいろいろとありますが、大半の輸入酒には防腐剤が入っており、もう味が滅茶苦茶なのです。

それよりも原住民が作った日本酒。これの方がずっとイイ。但し、ナゼか一升瓶ではなく、1.5リッター瓶なのです。格好は同じで、少し短いだけなのですが。これが1本、4ドル99セント。安いではありませんか!!

半ダース(6本)買っても30ドル!!もう嬉しくなってしまいます。ついでに調子に乗って、濁り酒も1本買ってしまいました。これで当面は大丈夫です。

「酒は飲むべし、此百薬の長」。私はこの先達の教えを、忠実に守っております
カミサンと娘はスーパーで正月のおせち料理の材料を買い込んでおります。
私は本も買ったし、液体燃料も買ったので、後は特に用はなし。
でも少しだけ付き合ってみましたが、品揃えは豊富。しかも日本と比較してもお米の10kg1000円は別としても、何か安い感じ。
大体買い終わったかな?
先程買った「液体燃料」のつまみに刺身のパックを2つ程放り込んで、早く買い終わるのを待つだけです。生物を買っても、マイナス15度Cの中を走って帰るのですから、車のトランクの中は天然の冷蔵庫、全く問題はありません。

よく見ると、店員はレジは日本人ですが、商品を並べたりしている作業員は中近東系、又はメキシコ/カリブ海系の人達です。
黒人は全く見かけません。恐らく黒人は使いにくいのでしょう。いろいろと噂を聞きます。

店の中をグルグトと回って、例のごとくああでもない、こうでもないと言いながら買い物が終わったのが11時半。買い物を見て感じたのは、
「女は安ければ必要のないものまで買い込む。」でした。

その後スーパーの横にある屋台村で、ラーメンを食べて買った物を車に積み込み、出発。屋台村では日本人らしい東洋人のダンナに、白人の奥さんとか、その逆とかの夫婦の姿を結構見掛けました
店の中で見掛けた日本人は、ここに永住している人なのか、それとも私達と同じように企業の転勤族なのか、大体見ただけでわかりました。それは持ち物とか、服装が何となく違うのです。

超安物の汚れたスニーカー、それにヨレヨレのアメリカ製のジャンパーという私の姿はどのように他の人には映ったかな?ちょっと興味のあるところでした
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