00−12−28 クリスマスイブ 
12/23の午後、上の娘が日本から冬休みを利用してオハイオにやってきました。
年明けの学校は1/5から始まるらしく、1/4のフライトでまた日本に帰るのですが、少しの間は家の中が賑やかになります。

連日の雪で飛行機の運航が乱れており、この日は1時間遅れの午後の1時30分にコロンバス空港に到着しました。空港で待っていると、知り合いのTさんがいらいらして同じゲートで出発便を待っておりました。

Tさんはある関連会社の社長さんで単身赴任、クリスマス休暇を利用して日本に帰るとの事でしたが、飛行機が予定より3時間程の遅れになっており、結局シカゴで1泊しなければならないと言っておりました。

日本でもそうですが、アメリカは国内線の飛行機の運航は自転車操業で、どこかでトラブルがあるとフライトの乱れが連鎖して起き、アメリカ中が滅茶苦茶になります。
幸い2日ほど前から雪も止んでいたので、そんなにひどい状態ではなかったのですが、やはりまだ影響が残っていたのです。

娘は無事到着、Tさんに別れを告げて、2時30分頃には自宅にたどりつきました
今日はクリスマスイブ。日本で言えば盆と正月を足して更に2倍したくらいのアメリカ人にとっては大きなイベントです。

数日前にカミサンのPCのディスプレーが壊れたので、コロンバスで一番大きなPCショップへ行ってSONYのディスプレーを買いに行きました。
いつもは相当な混雑の市内も車が少なくてスイスイと運転ができます。15インチのSONYのフラットスクリーンの15インチのディスプレーが200ドルちょっと。高いのか安いのかわかりませんがとにかく買ってきました。
家に帰って早速取り替え、作動をチェック。大変綺麗なスクリーンで大満足。

クリスマスイブの夕方から、25日のクリスマス、そして26日は殆どの店が休みになります。マクドナルドとかのファーストフードの店まで休みになります。
普段は24時間営業のスーパーマーケットも今日は午後6時頃には店を閉めてしまいます。

但しレストランの幾つかはイブの夜だけは営業をしております。
特に日本レストラン、中華レストラン、韓国レストランとかでアメリカ人を多く雇っていないところはイブの晩もやっている店が結構あります。

まあ、大半の東洋人にとってはクリスマスは関係ありませんからね。

そんな中、夕食はみんなである日本レストランに行ってみました。普段は貧乏学生の娘に、少しだけおいしいものを食べさせてやろうと思ったのです。
レストランは6割くらいの入りでアメリカ人も結構来ておりました。ここで2時間程、3人で動けない程お腹一杯に日本食を堪能しました。

下の娘とは学校の事や、生活の事を聞きながら、久しぶりの3人の夕食を楽しみました。
夕食を済ませてレストランを出た私達はまっすぐに家に帰らずに、クリスマスのイルミネーションを見るためにある住宅街に入ってみる事にしました。

私達の住んでいる場所でもイルミネーションは見る事ができるのですが、車で5分程行ったところの住宅街は毎年非常にきれいなイルミネーションをつけた家が多いのです。

アメリカは11月の末くらいから各家庭は、家の周りをイルミネーションで飾るのが一般的で、夜になると本当に見事な眺めになります。

イルミネーションのハデさは景気に比例すると言われており、景気絶好調の今は、なかなかのものです。

あんなに電球で飾りたくって、電気代も大変だし、何よりあの何百個の電球だって馬鹿にならないだろうし、とオハイオに来た最初の年は思いました。
しかし先ず、スーパーで売っている電球の値段を見て最初に驚きました。
100個の電球が5ドル程度で売っているのです。これなら1000個取り付けても50ドル、気にする金額ではありません。

更に電気代ですが、これも今でも不思議に思うのですが、夏に250平米の家の全部の部屋を24時間クーラーを入れっぱなしでも1カ月、150ドル(約1万6000円)程度という安さです。

ですから500個の電球を夜だけ1カ月間点灯させたところで、電気代は微々たるものなのです。

日本人である私はどうしてもこのような計算をしてしまうのですが、とにかく電気代の安いアメリカだからこのような事が多くの家庭でやれるのでしょう。

車でゆっくりと住宅街のなかを運転しながら、この家のイルミのカラーの組み合わせはセンスがいいとか、あれこれ批評をしながら30分ほど見て回りました。

よし、来年はウチも「ド派手」にイルミを飾ろう! 家の回りを電球だらけにして。
イルミは門松の形にすれば、1月15日の松の内までは堂々と点灯しておく事ができるし、、、。
(オハイオで門松???)

そんな事を考えながらロウソクのイルミが2本だけ窓から見える我が家に帰ってきたのは9時を過ぎておりました
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