00−07−15 PC自作奮戦記(結末) 
PCを自作したという話はよく聞いておりましたが、何だか難しそうでかつちょっとオタッキーぽい感じがありました。しかし、今回自分でやってみて思ったのは、昔プラモデルを作った経験のある人なら誰でもできるということでした。

作るというよりも、ただ部品を集めてくるだけという感じでした。しかも集めてくる部品の点数が15点程度。工具はドライバーとニッパーだけ。
私はこれを「自作」と呼ぶにはちょっと抵抗があります。
何故かと言いますと「自作」というからには、自分の創意工夫が大いに入り、そして他の人が作ったものとは違う、自分だけの「個性」が必要だと思うからです。新しいPCです!

PCの自作というのは私にとってあまりにもあっけないものでした。
逆に言うと個人の考えを入れる余地のない、完璧に標準化された枠の中での「自作」でした。

ネジを何本か締め付けて、あとはプラグでカチャカチャと結線をしただけで、個人の考えが入る余地は殆どありませんでした。

出来上がったPCは机の横で静かにファンの音をたてて、快適に働いております。

「自作」という言葉は私にとってはクリエイティブな響きがあるものでしたが、世間で言うPCの自作は「自作」ではなく、「ただの組み合わせ工作」にしか過ぎないと感じました。
そして結果はきっちりと出るけれども、決まった性能/機能以上は絶対に出ない、というデジタルの世界の冷たさを十分に教えてくれました。
難しい事はともかく、実は回りを見ますともう1台PCが作れそうな部品がいつのまにか転がっているのに気が付きました。
よし、じゃ暇を見てこの部品をかき集めてもう1台作ってやるか!
カミさん専用PCになりました
(無知というのは恐いものです。1台組み立てただけで何か急にPCに詳しくなった気になっております。)

そして、今まで使っていた日本から持ってきたPCは私の部屋を出て、別の空いていた部屋の机の上に置かれ、カミさん専用のPCになってしましました。

カミさん専用になってから、横には植木鉢を置いたりしてずいぶんかわいがられているようです。

これからは、もう私があれこれいじくる事もなく、このまま静かに余生(?)を送る運命にあるPCです。
でもカミさんがインターネットでメール送ったり、WEBサイトののぞく程度でしたら十分な現役です。

何はともあれいろいろお世話になりました。
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