00−05−14 私は相撲少年でした
火曜日の夕方に日本に来て毎日夜中までのお仕事。おまけに土曜日も夕方一杯までお仕事。もうくたくたになっていたのですが、せっかくの日曜日。
ホテルでゴロゴロももったいないので、ぶらっと例のごとく外出してみました。

本当は誰か一緒だとより気分もほぐれるのですが、今回も一人。
日曜の朝の東京というのは独特の雰囲気です。人通りが少なく、あちこちの飲食店の前にはごみ袋が山のように積まれ、カラスまで舞っています。

今回は以前に行った事はあるのですが、十分に見学のできなかった「東京/江戸博物館」という所に行ってみる事にしました。
場所は両国。そうです、あの相撲部屋がたくさんあり、国技館のあるところです。
ちょうどこの日は5月場所の中日、秋葉原で総武線に乗り換えようとホームで待っている時も何人かの相撲力士を見かけました。
国技館の裏側です
私の前にも190cm以上の大型力士が立っており、隣にいた女子高生の集団の一人が名前を聞いておりました。
「長谷川」?とか返事をしておりましたが。

両国で電車を降りると国技館の前には旗が一杯立っており、櫓(やぐら)も見えます。
もうこうなると博物館どころではなくなります。私はかっての相撲少年。その頃は星取り表なんか作って、テレビを見ていたくらいでした。

国技館の入り口は2つあって、一つは相撲協会関係者と報道関係者用、もう一つは一般用です。
昼前にもかかわらず、頻繁に浴衣姿の力士とか、関係者が出入りをしておりました。

博物館見学を諦めて、相撲見物に切り替えようとかと思いましたが、いい席が取れるかどうかわからないので止めました。その後、約3時間程博物館へ行って見学し、気になったので再度国技館前へ。

見たことのあるような力士が何人も付き人を連れて入って行きます。駅の方に行くと、若い女の子を迎えに来ている力士もおります。先輩に頼まれて、迎えに来ているという感じでした。でも相撲力士には何であんなにカワイイ女の子が群がるのかなー。
結局、国技館とか両国の駅の回りをうろついただけでおしまい。
タクシーで国技館に乗り付ける力士とか、付き人を一杯従えて駅から通勤(?)する力士。
風呂敷包みを抱えて小走りに専用の入り口から入って行く、ほんのまだ中学生のような力士。

駅を挟んで国技館の反対側には相撲部屋がたくさんあります。時間がなかったのでゆっくりと見れなかったのですが、春日野部屋の前だけ行ってきました。ここもたくさんの人が出入りをしており、活気がありました。

帰りがけに大きな古い屋敷があったので立ち止まって表札を見ると「式森」と書いてありました。行司の式森家の屋敷のようでした。

お祭りのような何か、賑やいだ雰囲気と力士を取り巻く多くの人たち。今度からテレビで相撲を見る時の見方が変わるかも知れません。
本場所の両国駅と国技館前の活気と、雰囲気を味わえただけで満足でした。
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