99−11−21 四面楚歌
私はタバコを吸います。
タバコは確か26ー7才の頃から吸い初めておりますので、もう20年以上になります。それまでは運動をやっていたので、体力の低下を恐れて吸わなかったのですが、何かのきっかけで(同じ頃、お酒も飲むようになった)吸うようになりました。

アメリカの禁煙運動はすざましいものがあり、まず公共の場所では吸う場所を見つける事が困難です。会社、ショッピングモール、レストラン、殆どありません。

最近になって愛煙家にとって辛いのは、国際線の飛行機が全部禁煙になってしまった点です。今年の4月からはJALとかANAとかの会社も禁煙になってしましました。私がJALを使っていた理由の一つは、喫煙席があったからです。
今日は夕食に近所の中華レストランに行ってみたのですが、ここが好きなのは喫煙室があるからです。カミさんと娘は嫌がりますが、私は強引にそちらの部屋に行きます。ここのレストランは喫煙室が割と大きく、禁煙室の半分以上の広さです。ご覧のとおり、喫煙室は誰もおりません。

ところが今日は行ってみてびっくりしました。
禁煙室は7割くらいの客の入りでしたが、禁煙室はたった2組。もう専用ルームみたいな感じで食事をしてきました。
写真は日曜の夜の人気のあるレストランにはどう見ても、見えません。
どうもこのレストランも喫煙室を縮小するとかいう噂をききました。

会社では、私のセクションのアメリカ人70名の中で会社で喫煙するのは一人(!)だけです。彼は「喫煙友の会」の副会長です。会員は2名、私が会長です。
多分、会社以外で吸う人はもう少しいると思いますが。

先週はメキシコからYさんが来ており、打ち合わせをやったのですが、何故かタバコを吸いに行きません。彼は結構な愛煙家だったのですが。
理由を聞いてみると「止めた」との事。
理由はある親しい友人が肺ガンで先日なくなり、その彼に対する冥土へのメッセージの意味で止めたと言っておりました。
それと先日、私の車を新車に交換したのですが、もうこれには灰皿がついておりません。灰皿はありません
標準装備に灰皿は含まれておらず、$40くらい出してオプションで取り付けるしかないのです。
カミさんの車は禁煙で、私には運転をさせてくれません。

また最近になってこちらでのタバコの値段がドカッと値上げされました。スーパーの安いところでも10箱$25、自動販売機では1箱$3.25です。
アメリカの他の物価から考えると大体1箱600円くらいの感じです。

「なに?禁煙したの?君は意志が弱いなー。私は意志が強いので禁煙はしない。」
なんて冗談を言っておりましたが、私も時間の問題かな?

「四面楚歌」であります。
inserted by FC2 system