99−8−28  こんなの有り?
今日は、久しぶりに娘と、買い物に行きました。(何か主婦のような書き出し。)
私は買い物といっても、自分であれこれ物を選ぶとかできなくて、買ってくるもののリストを渡されて、それに従うだけです。
そして、それがどこにあるのかよくわからないので、娘を連れて行くという訳です。

スーパーに行って一通りのものを買い、レジに並びました。こちらのレジの人は日本の10倍くらいのろのろしており、おまけに客と雑談をします。
私はこのような、原住民どうしの話を聞いて、理解できる英語力はありませんが、多分、隣の猫が死んだとか、さっきハート型をした雲が空に浮かんでいたとか、要するに実に下らない話だそうですが、店員と客がこれを始めるものですから、私のようにせっかちな人間にとってはたまりません。

それにアメリカ人はとてつもなく大量に、一度に物を買うものですから、レジの時間も異常に長くなります。
レジの店員がのろい、雑談をしっかりやる、一杯の買い物をする、パーソナルチェックで支払いをする、クーポンを出す、本当に日本の10倍くらい時間がかかるのです。
パーソナルチェックというのは個人が発行する小切手で、レジの前で店の名前(チェックを誰に対して発行するか)を書き、値段を数字とアルファベットで書き、自分のサインを書き、身分証明書を見せて、とその仕草を見ていると、もう私は切れそうになります。
3ドルくらいの買い物で、これをやっている人が前にいると、もう限界に達します。

クーポンというのは、いわゆる新聞の折り込み広告に印刷してある割引券で、これを持って行くと、特別な品物に対して割り引きをしてくれるのです。
ずっと前に、私の前のオバサンがこのクーポンの束を取り出して、180ドルくらいの買い物を120ドルくらいで支払っているのを見た事がありますので、バカにはできないのでしょうが、このクーポンの確認にいやという程時間がかかるのです。

そんな訳で、私は買い物は税金を払う次くらいに嫌いです。
ただ、買った品物の数が7個以下とか、12個以下の場合はイクスプレスラインというのがあって、あまりイライラしなくても済みます。
今日は、11品目だったので、このイクスプレスラインに並びました。レジの人がオバサンの場合は、もうこれは絶望的になるのですが(ノロさと雑談で)、珍しく男の人だったのでほっとしました。
10kgくらいの芝生の肥料を2袋買ったのですが、バーコードが反応しない。値段がわからない。もちろん売場には書いてあったのですが。

この人は私に 「これ、いくらだったか知りませんか?」 と、聞いてくる。

「本当に知りませんか?」 とまた聞いてくる。

「イヤー、よく覚えてないよ。」 と答えると 「2ドルでいいですか?」 と言い出した。

さて、ちょっと安いみたいだけど、まあいいや。
「いいですよ。」 そんな訳で、1袋2ドルでポンポンと打ち込み、レジは完了。

娘が、なんか安すぎるみたい、と言っておりましたが、確認するのも面倒だし、つまり店の人がOKしたのだから、いいや、という事で帰ってきました。
客にレジの人が
「これいくら?」 って聞く事はよくあります。
売場まで確認に行くのに、今回の肥料の場合だと100m以上あるし、私の後ろには一杯並んでいたし、このようにとっさの判断はヨロシイ。と、私は思っております。

これ以外に、レジの打ち間違いは、これまたやっかいかつ、不愉快な事になるのですが、頻発しております。

今日の買い物は幸いにも、不愉快にはなりませんでした。
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