99−8−19  えっ、全身麻酔でやるの?!
近頃、カミさんが歯医者に通っている。1週間ほど前に、
「歯を2本抜かなくてはいけないって言われた。抜くときは全身麻酔か局所麻酔のどちらかと聞かれたので全身麻酔でお願いと言っておいた。」
という事で、きょうはカミさんの付き添いで歯医者に行きました。

こちらの歯医者は、日本でも最近はそうですが、ヒジョーに愛想がいい。それに、痛くしないで治療する、というのが基本らしく、とにかくあのテ、このテで痛くしないようにしてくれます。

全身麻酔で抜歯というのは極く一般的で、私の職場の前任者も4本の歯をいっぺんに、全身麻酔で抜いたと言っておりました。ドクター曰く、
「4回痛い思いをするのと、1回とどっちがいい?」
衛生士が、診察室に私も入るように言うので、入って行きました。こちらの診察室は個室で、外は芝生と林になっており、眺めもバツグン。
衛生士が麻酔の準備を終えると、ドクターが入ってきて
「初めまして、ジョンソンといいます。どうぞそこの椅子にお掛け下さい。」
と私に薦めます。

私はカミさんのバックを持って、麻酔をするところをじっくり見せてもらいました。腕に針をさして10秒もするとカミさんは目を閉じてしまい、もう何も反応しません。私は、
「今から抜くのですか?」
と聞くとハイとその医者は答えて、外で待つように言われました。やっぱり歯をひっこ抜くところは見せてくれませんでした。

外で待つこと、15分、衛生士が呼びに来たので付いて行ったら、もう別の部屋に寝かされており、抜歯は終わりました、と言われびっくり。カミさんは10分もすると、目を覚まし、何が何だかさっぱりわからない、といった表情。
ドクターが来て、
「夕方まではジュースか水を飲むだけにして下さい、痛みが出たらこの処方箋をドラッグストアに持って行って、薬をもらって下さい。それと何かあったらいつでも電話して下さい。」
と言って、ガーゼとかを一杯くれて出ていきました。
アメリカの歯科医院は何かあった時は、24時間対応してくれる所が多いようで、これを売り物にしている医院もあります。
私はフラつくカミさん支えながら、医院を出て、車に乗せて家に帰り、それでおしまい。
夕食は、近所の中華レストランのテイクアウトで済ませましたが、カミさんは私と同じくらいに食べていました。ひょっとしたら女は痛みを感じない動物かもしれないと本気で考えたりしてしまいました。

何故って、イタイ、という言葉を今回はこれっぽっちも聞きませんでしたから。
まだ麻酔が効いているのかな?いや、ずっと効いているのかもしれない。
以外と簡単で、拍子抜けした1日でした。
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