もう我慢できません : 1207
滋賀県大津市の中学校で同級生徒のイジメによってある生徒が自殺するという事件が起きた。
自殺した生徒の親は早くから自分の息子がイジメに遭っているのを認識しており、学校、教育委員会、警察まで訴えたが誰も動こうとしなかった。

生徒が自殺してから教育委員会、該当の中学校の責任者達はイジメはなかった、自殺はイジメとは無関係という発言を繰り返しており、その姿勢は今も基本的に変っていない。何と言う事か。

以前から感じていたが、学校の教員という人種は事実を見る目がないのか。生徒にアンケートまで実施して生徒の大半はイジメがあったことを訴えており、教員達が何も対応をしなかったことを非難している。

「先生達はもっと正直になれ!」、という声が生徒から上がっている。人は正直でなければならない、と生徒に教える立場にある教員が生徒から「教師は正直になれ」、と言われているのである

万事が全て、今の学校は既に崩壊しており、教育システムとしての機能を失っているのであろう。

事件のイジメはどう見ても明らかな事実なのに(他に理由が存在したとしても)、それを認めようとしない。
認めようとしない理由はたったひとつ、自分達の責任逃れのためである。
生徒の一人や二人が自殺しようと、自分達の立場と仲間を守るほうが大事なのである。そういう連中が無垢な十代前半の子どもの教育をしているのが今の日本の実態である事を深く知るべきである。

自殺した生徒の父親が3回も警察に相談に行ったというのが報道されるや、警察も捜査を開始した。
今の警察は「面倒な事はやらない」、という体質だそうだ。一般的に警察には何をいくら相談してもまず、「やらない理由」、を並べるそうである。一般の官庁より遙かに言い訳上手な組織、というのをある評論家が言っていた。
つまりやらない(動かない)理由が尽きたとき、よいしょっと腰を上げる集団だそうだ。

今回はマスコミという、やらない理由を並べて拒否するにはあまりにも面倒な相手が出てきたため、動き出しただしたというのが本当のところだろう。3回も警察に行った自殺した子の親は一体どんな気持ちだろうか。
日本の警察は基本的に、何かが起きてから動く組織であると思って差し支えない。

滋賀県警のトップが、「イジメ罪という法律はない。従って捜査は単純ではない。難しさをわかってほしい」、とほざいたそうである。
このトップは未だに恐喝、暴行は犯罪ではないと思っているらしい。万事が全てこれである。
ちょっと興味を覚えたのはイジメた側の生徒の親の事である。三人のイジメ生徒のうちの一人の親は東大卒の医者だそうだ。教員は学歴に弱い。ここでも今回の事件の裏事情が読めてくる。
教育長からは加害者側を擁護する発言が既に出ている。

三重県を含む近畿地方の教育界は全国でも際立っていびつな世界だそうだ。夜の8時、9時まで学校に残って教員達は議論をしているが、生徒の教育について会議をしていると思ってはいけない。
教員達は人権教育(同和教育活動)と政治活動の議論をしていると思って間違いない。

こういう教員による教育が既に65年以上日本は続いている。人間は子どもの頃に頭と体に叩き込まれた思想、考え方は基本的に一生残る。65年間で3世代に刷り込まれた教育、つまり戦後民主教育は既に日本人の全世代を一つの色に染め終わったのである。

こんな教育システムを作ったのは誰か。それはアメリカを中心とする連合国、つまり白人達である。日本という国と国民が二度と白人に歯向かわないように骨抜きにする、そして100年掛けて国を極限までに弱体化させる。
そんなのウソだ、という人がいるが、私に言わせれば白人を知らない能天気な輩である。

白人のやり方は歴史を紐解くと実によくわかる。
一言で言うと彼らのやり方は、目的達成のプロセスは戦略的、実行は一気に集中又は時間をかけてじっくりと、そしてとことんで徹底的である。

日本と日本人が立ち直れるためにう残された時間は既に殆どない。でもゼロではないと思う。ただ滅亡の道を歩んでいる国が「自らの自覚と努力」で再び国を蘇らせた例は過去にない
先日会社のITさんという後輩からメールがありました。民主党の小沢一郎の脱党に関して、また大津のイジメ自殺に関して私の感想を送ったそれに対する彼の意見です。
冷静に見ているなー、という印象です。

そもそも民主党は選挙のために「志の低い政治家が集まった政党」、つまりただの烏合の衆です。
自民党との違いを出したいのに一番自民党的悪さを体現している小沢一郎を途中で入れたことが、決定的な間違いでした。それゆえ未だに党の綱領が作成できていないのです。

小沢一郎の行動目的は口では何と言っていても本心は「自分さえ良ければよい」、です。そのために他人や政党を利用することに何の抵抗もありません。
それゆえ長い間の付き合いができず、どんどん人が離れていくという不幸な状態になっています。

いよいよ今回の離党、次の選挙で悪運も尽きたという感じでしょう。もう、日本には不要な人ですから早く表舞台から退場してもらうことが日本のためですね。
民主党の嘘つきマニュフェストを作り、それを一番最初に反古にしたのは小沢一郎です。

結局、選挙に勝つためだけに作った嘘八百というのが、民主党のマニュフェストでした。前回の選挙の時は自民党に投票する気にならない有権者が多かったでしょうから、民主党が勝つのも仕方なかったと思います。
でもあのマニュフェストを信じた有権者は、小生に言わせると大バカ者です。
やはり「政治のレベル=その国の選挙民のレベル」、というのは当たっていますね。

ところで「今の日本をここまで悪くしたのは団塊の世代とその後5年間くらいの世代」という意味は、「自分さえ良ければよい世代」という言い方ができます。
戦後民主主義教育の成果が出たという意味では、アメリカの戦略にまんまと嵌った感じですね。

公私の公に対する気持ちを学校でも家庭でも子供に教えず、私ばかりを考える人間が多くなると、こういう国ができるという社会実験を、戦後67年もかけて行ったのではないでしょうか?


ITさんと同じような意見を持っている人は実は非常に多いと思います。しかし、これらの人の特徴は、あまり意見として言ってくれない事です。
意見を投げかけても反応を避ける、という感じの人が多いように思います。ナゼなのでしょうか、、、。
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