フロリダ : 憧れのデズニーランド
冬になるとコロンバスより北は、スキーとかの目的以外には旅行には向きません。そこでわが家は、アメリカの南端のフロリダに出掛ける事にしました。
フロリダまでは片道1050マイル(1700km)、1日ではちょっと無理なので途中で1泊の、いつものとおりの車の旅になりました。

車の中では、娘達が歌を歌ったり、お菓子を食べたり、それはもう賑やか。おかげで私は居眠り運転をする暇もありません。ここでいつも問題になるのが、CDの曲選び。私は今風の音楽は一切わかりません。いえ、みんな同じに聞こえるのです。やっぱり車の中で聞くのは「演歌」に限りまっせ。

これに、娘達はいつも猛烈に反対。
そこで私は強権発動。「私が運転をしているのである。よって私には選曲を決める一番の権利がある。云々。」でも結局はあのうるさいだけの、音楽を聴かされるハメになるのですが。
転は極めて順調、1泊予定のサウスカロライナのオレンジバークという街に午後3時少しに着いてしまいました。
普通、ホテルの予約はAAAの案内書を見て、エイヤッで決めます。住所と地図を頼りにそこに行き着くのですが、その住所の付近に行ってもホテルがない。
行ったり来たりでとうとうギブアップ。携帯電話でホテルに電話。あれこれしゃべっていると、ホテルの前にいるではないか。


「でもホテルの看板が違うけど。」
「ああ、これは前のホテルの名前で、今のホテルの名前ではありません。」
「?!?」

そうです。こちらはホテルの買収がしょっちゅうあり、名前がコロコロ変わるのです。
さっそくカウンターでチェックイン。フロントの係も、他の従業員も全部日焼けの濃い人達ばかり。
そう言えば街の中も全部黒人ばかり。ちょっとまずかったかな?

チェックインを済ませて、時間があったので街の見学。でも直ぐに止めました。見学するには少し危険すぎる街だったからです。

地図だけではどんな街だかわかんないもんナー。
翌朝、フロリダのオーランドに向けて出発。天気もいいし、このままではお昼少しにはホテルに着いてしまいそう。
昨夜の事があったので、今度のホテルも少し心配しましたが、今度は大丈夫。一発で見つかりましたし、まずまずのホテル。
駐車場の車を見ると、カナダのオンタリオからとかオハイオの車もありました。


場所は目的地のデズニーワールドまで車で15分だし、近くにセブンイレブンもある。
上の娘がセブンイレブンだから、おにぎり売っているかもしれない、なんてとんでもないこと言い出して、見に行ったみたい。
おいお前、ホントに大学生かい?ここはアメリカだぞ。
ワインを一杯

「家族の紹介」のページでも使っている写真ですが、何故か2人とも「液体燃料」に関して、抵抗がないようです。カミさんは全くダメ。

ホテルから車で10分くらいのところのレストランで初日の食事。ちょっとした手違いがあって、えらい高い食事をしてしまいました。
さて、次はどこへ行くかな?

デズニーワールドは5つの会場があり、それぞれじっくり回ると1つの会場に丸1日かかってしまいます。問題は人気のある乗り物、施設は1ー2時間待ちというのがザラ。
これは日本のデズニーランドと同じです。

わが家は朝の8時前に入場。上の娘の指示に従って人気のある乗り物、施設に突進。
待ち時間最大10分程度で、ほとんどのものを制覇しました。

日本人ってやっぱり、「見なきゃ、損。」みたいなところがあるのですよネ。
ギャーという悲鳴です

スリル満点の乗り物、施設が一杯あって、どれも凄い人気。特に最近の傾向としては、CGを駆使したバーチャルリアリティーの世界が人気。
私も不覚にも、「ギャ」と声を出したものもありました。


全ての乗り物、施設が入場料コミなのも嬉しい。とにかく広いので、歩き回るのに疲れました。
根性で見物続行

2日目だかに天気が崩れ、雨が降ってきました。カッパを買って
雨にもめげず、会場巡り。

半ズボンの人もいれば、ジャンパーを着ている人もおり、様々。気温は15度前後と、南国とは言え、結構寒かったです。

日本と比べて、小さな子供が少ないように感じました。どちらかというと、20才以上の大人が多く、大人が童心に返って楽しむ場所、という感じがしました。
あの有名なジョーズの模型

様々な仕掛けがしてある川を、実際に船に乗ってまわります。

どこに行ってもそうですが、これらの説明をしてくれる人達の動作、表情が豊かで、観客を本当に楽しませてくれます。

お姉さん方は、大体が、かなりのべっぴんさん、でした。
みんな、ごきげん

気温も少し上がり、半袖で十分になりました。
ここにも、私達以外に日本人の家族、これは私達と同じような企業の駐在員だと思いますが、それに日本からの旅行者等、ちらほら見かけました。


それに、土地柄でしょうか、南米系の少しだけ日焼けしている人も多く見かけました。
ユニバーサルスタジオ

デズニーワールドの近くには、ユニバーサルスタジオもあり、デズニーワールドと競っております。

正直言って、あまりにもいっぱいいろんなものを見たり、乗り物に乗ったりで、どっちだったか忘れてしまったものが多いです。


これ以外に、ここから車で2ー3時間のところにシーワールドとか宇宙センターとかがあり、州全体が観光地になっております。
いつもの光景

どこへ行っても3人のうち1人が必ず、何か食べたい、です。
少しは慎め!

そして写真のように、道端にべったと腰を下ろして、口を動かしております。

あまりに頻繁なので写真を撮っておきました。
女3人はヒジョーに面倒なものです。
ショータイム

映画「インディージョーンズ」のショーです。
これだけは約50分、行列に加わって待ちました。
巨大なステージで行われるショーは迫力もあり、言葉は必要ありません。


ショーは30分程度ですが、十分に楽しめました。
メインゲート

デズニーワールド3日間、ユニバーサルスタジオ1日間の合計4日間、お疲れさまでした。

まだまだ見たい所は一杯ありましたが、それは今度のお楽しみ。


それより私は、帰りの天候が心配で、北のオハイオの方には寒波が寄せており、バージニア、ケンタッキーの山越えが気になっておりました。
帰り道

帰りのフリーウエー。大体どこへ行ってもこんな感じで75マイルから80マイル(120km−130km)、時には90マイルで何時間も走れます。


帰りは朝の8時頃にフロリダのオーランドを出発、途中で1泊する予定のホテルを電話でキャンセルして、夜中の12頃に家にたどり着きました。

1700kmを途中で4回の休憩と食事とガソリン補給で済ませました。

会社でアメリカ人に話したら、「お前はクレージーだ。」と言われましたケド。
大雪

案の定、オハイオは雪で翌日にはこんなに積もってしまいました。
気温もマイナス15度程度まで下がってしまいました。

無理して1日で帰ってきたのは正解でした。

この後、外出も禁止になる程、温度が下がって、雪も積もるという、何年振りかの寒波に見舞われてしまいました。

フロリダからの帰り、のんびりと1泊していたらどうなっていたのでしょうか。
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