ちょっとだけ番外編のヨーロッパ
念願叶った20数年振りのドイツ・スイス・フランスへの旅。グループツアーで少し忙しい思いはしたものの、期待を裏切りませんでした。どこに行ってもゴミゴミした感じがなく(そのような場所しか行かなかったからかも知れませんが)、どの風景も絵になる感じで、カメラとビデオの撮影に大わらわの旅でもありました。

そんな旅の中で経験したちょっとだけ番外編のみを集めてトピック集を作成してみました。他愛のない事ばかりですが、ま、旅をするといろいろな事がある訳でして、、、。
通貨はEURO

EU加盟国(12カ国)は共通通貨のEUR。
ダラス空港で100EURを交換したら、何と$176だと!!(1EUR=$1.76)

後で分かったことですが、ドイツの街中のキャッシングマシンでは1EUR=$1.5くらいで替える事ができました。
使い勝手は1EUR=$1の感じですから、かなりの物価高の感じがします。

尚、スイスはEUに加盟していませんので(永世中立国故に)通貨はCHF(スイスフラン)のままです。
ドイツは喫煙天国

フランクフルト空港に着いてまずびっくりしたのはタバコを吸っている人がものすごく多いこと。歩きタバコもムチャクチャに多い。スーツをきちんと着たキャリアウーマン風のオネエサンも歩きながらプカー、アンチャンもオッサンもプカー。

驚いたのはフランクフルトのレーマー広場の教会で結婚式を終えたばかりのぺっぴんさんの花嫁が、親戚・友人に囲まれて右手にブーケー、左手にタバコでプカー。
これはアメリカではなかなか見れない風景ですゾ。
無賃乗車をやってしまいました

最初の宿泊地はフランクフルト郊外のランゲン。フランクフルト市内見物に電車に乗ったのですが、駅には駅員もいないし、切符の販売機も見当たらない。勿論改札もない。
考えているうちに電車が来たので乗っちゃいました。20分ほどでフランクフルトの中央駅に到着。やはり改札はありません。
そうか、ドイツは電車はタダなんだ、スゴイナー、、。

後でわかった事なのですが、日本人2人は完璧な無賃乗車をやっていたのでした。切符の販売機はホームあったし、乗車券のチェックは車掌が車内でやるのが普通なのでした。
ドイツの黒い森

フランクフルトのずっと南西のスイス・フランス国境付近に拡がる広大な森を黒い森(シュヴァルツヴァルト)と呼ぶそうです。ホテルの近くにもどこまで続いているのかわからないくらいの大きな森があったので、散歩してみました。

1時間後、見事に道に迷いました。いくら歩いても出口に辿り着きません。かなり焦りました。
しばらくすると幸いにも地元のオバサンがやってきましたので、出口を教えてもらいました。

日本人2人は熊の餌食にならずに済みました。
サラド

日本からの娘達も無事到着。この日はホテルで夕食を済ませる事にしました。エーッと、まず飲み物は地元のビールで、、、それからサラダを取って、メインはステーキで、、、という訳で注文完了。

出てきたサラダを見てギョッ!!こりゃ2〜3人前あるじゃんか〜!
カミさんはサラダで腹が一杯になったと言っておりました。
私はこれ以外に大量の炒めたタマネギ付きのでっかいヒレ肉を食べました。
1日目から大食をしてしまいました。
トイレは80円必要です

ヨーロッパと日本・アメリカの違いはヨーロッパは外に出ると自由に使えるトイレが殆どない事です。
トイレを使うにはレストランとかに入るか、有料のトイレを使うしかない場合が殆どです。
有料トイレは普通0.5EUR(80円)します。

ですから使えるトイレがあったら一滴でも出しておく、これが旅の常識になります。

ここハイデルベルク城のトイレも有料トイレしかなく、0.5EUR X 4=2EUR(約3ドル!!)を払って用を済ませました。
フリードリッヒ4世

ハイデルベルク城の中にある、立派な建物を造ったフリードリッヒ4世という人の像。
スゴイ酒飲みで、30才の時はヨボヨボの老人のような格好になっていたそうで、36才で亡くなったそうです。

足元にはライオンがいるのですが、これがまた酔っ払いの選帝候にふさわしい、面白いくらいに貧相な姿で作られており、笑っちゃいました。
特大のワイン樽

これも同じくハイデルベルク城の中のもの。直径7m、長さ9mで22万リットルのワインを貯蔵できるそうです。
22万リットルとは普通のワインボトルで約30万本分で、お城では毎日2000リットルのワインが消費されていたそうです。

ナゼこんな大きな樽を作ったのか、その理由を聞くのを忘れましたが、樽からワインが漏れないように作るのは並大抵の事ではなかったと思います。
アルプスの少女ハイジの着ていた服

今回の旅には娘2人も日本から来ていました。
それぞれとっくの昔に20才を越えているものの、スイスとドイツの旅というと自然に”アルプスの少女ハイジ”、というのが頭の片隅にに浮かぶようでした。

アルプスの少女ハイジはかなり古い原作があって、それを日本のテレビ局が日本流に替えてアニメを作ったというのを聞いた覚えがあります。一度原作を読んでみたいものです。(もちろん日本語で)
酒屋の棚、ではありません

これはトイレ休憩に寄ったドライブインのショップの棚で、並んでいるのはビールです。これ以外にワインとかウオッカなども売っていました。

私達のバスの運転手さんはサンドイッチと、このビールを買っていました。日本ですとちょっとマズイ事になると思います。
私も見習ってビールを買って、バスの中で飲みながら風景を楽しみました。

尚、”ビールは清涼飲料水”という私の定義は、ドイツではこれをきちんと証明してくれています。
ミュンヘンで見掛けたべっぴんさん

3日目の夕方にミュンヘンの街に。信号停止でふと下を見るとBMWのスポーツカーに乗ったべっぴんさんが目に入りました。
ダッシュボードには大きな赤い花を飾って、なかなかしゃれています。
きれいなドレスを着ていましたのでこれから食事にでも行くのでしょうか。
きちんとシートベルトをして、きちんとウインカーを出して左折して行きました。

オハイオでは5人に3人以上はウインカーを使いません。オハイオで売る車はウインカーはオプションでもいいのでは?と思いたくなります。
ミュンヘンのラーメン屋

ガイドさん曰く、「最近は日本人以外の経営する日本食が増えて、味がメチャクチャになってきている。」、そうです。
NYもこの傾向にあり、正統な日本食レストランとそうでない日本食レストランを区別するための認定みたいな事をやったら、正統以外の”なんちゃて日本レストラン”の連中が騒いだというのを聞きました。

なんちゃって日本レストランをやっているのは、アメリカと同じで半島方面の方々が多いそうです。
ミュンヘンのビアホールにて

ドイツビールは旨いか?という質問に対して、味はアメリカのビールと日本のビールの中間のような味で、ウマイという訳では決してない、というのが私の結論です。

今回は7日間、昼・夜とずっとビールを飲み続けました。オハイオでは世界のビール・ワインが簡単に手に入りますので、地元限定特産品以外はドイツに行かなくても味わえます。
ウルサイ客

ミュンヘンで案内されたビアホールの部屋半分には先客がおりました。
ウルサイの何のって。相当に出来上がっており、オバサンが7割を占めており、怒鳴るようにしゃべっています。
日本人ではありません。半島方面の言葉です。

この連中に太刀打ちできるのは、居酒屋でで酔っぱらってギャーギャーわめいている茶髪ネエチャンくらいしかいないな〜、、、。

平均年齢45才以上の我がグループはこれらの人に比べるとお通夜みないなもんです。
アルプスの少女ハイジの故郷

ドイツは全体的に平地が多い国ですが、スイスに入るとやはり山国になります。
天気も最高で、アルプスの山々が本当にきれいに見えます。

私:「こんな感じの山に丸太小屋があったらハイジの故郷かな?」
娘:「小屋だけじゃダメ。モミの木が3本立っていなきゃね。」
私:「あっ、そ〜。」
ユングフラウヨッホ

標高3450mの山頂まで登山電車で行くことができます。さすがに気温はマイナスです。
「アレ?味噌ラーメンの香りがする。」、娘が言います。確かに味噌ラーメンの香りが流れています。

周りを見渡すと、半島方面の方々のグループの中の2人の若い女の子がカップラーメンをすすっています。コレだ、この香りは!
でもどうやってお湯を手に入れたのだろう。この標高では熱いお湯は作りにくいハズですが、、、。

でもこんなところまでカップラーメンよく持ってきたなあ〜、君ら〜。
頂上展望台

ここまで来て、ここまで来て、何と、何と、頂上は視界ゼロ。アーア、残念。
もう時間もないし、私達のグループの殆どの方は諦めてエレベーターで駅に降りてしまいました。

が、しかし、です。山の方を睨んでいると、突如数秒でガスが切れ、メンヒが姿を現しました。
やった〜!!しばらくすると、また数秒でメンヒは姿を消します。
また姿を現します。ラッキーでありました。これを見れたのはグループの4分の1くらいの方だったと思います。
酸欠(高山病)

ユングフラウヨッホは標高3450mもあるところに駅があり、そこまで登山鉄道に揺られて行けるのですが、やはりそれなりに酸素は薄くなっています。

通常、昼間で2500m〜3000m以上、夜間だと1500〜2000m以上は酸素の吸入が好ましいとされます。
ですから走ったり、急な動きをすると頭がボーっとしたり、気分が悪くなったりします。

添乗員さんは39名を引き連れて、声を張り上げて説明もしなくてはなりませんから、普通の人は酸欠でダウンしそうになります。イエ、ダウンします。

私達の添乗員さんも、帰りにはご覧のように登山電車の中でダウンしてしまいました。
ビールとカキの種

バスは2時間おきくらいにドライブインにトイレ休憩(ドライブ・インのトイレも勿論有料です)に入ります。

私はやはりビールを買います。そしてツマミにはカキの種を食べます。カキの種はオハイオの日本食材店で買って持参してきました。

ビールを飲みながら、カキの種をボリボリやってアルプスの山々を眺める。
なんか日本にいた時の忘年会旅行みたいな雰囲気であります。
5日目の夕食

スイスの観光も終わり、ローザンヌからパリに向けてTGVに乗ります。
夕方の6時に乗って、パリ着が夜の10時です。

そんな訳で夕食はお弁当です。このお弁当は日本の鮭弁当です。非常に簡単なお弁当ですが、ご飯と鮭で久し振りの日本の味で、ほっとします。

中国は日本の新幹線ではなくフランスのTGVを導入しました。
TGVはそれなりに快適です。
ま、中国とはなるべく商売しない方が賢明ですね。
パリのお巡りさん

TGVには武装警官が3人乗り込んでおり、巡回中は客に座席に着くように命じます。
フランスのお巡りさんは非常に獰猛で、怪しいと思ったら容赦なくぶん殴るそうです。

何かの拍子に豆鉄砲を1発撃っただけで、県警本部長が記者会見しなければならないどこかの国とは大違いです。

空港は警察以外に軍の兵隊が軽武装で警備しています。みんな20才ちょっとくらいの若い兵隊でした。
サモトラケのニケの一部?

ルーブル美術館のサモトラケのニケの横に展示してあるので手の一部かと思いますが、詳しくは聞き忘れました。
指が3本もないなんて、山○組の方も真っ青な手ですね。

サモトラケのニケはあちこちにレプリカが一杯あり、何と我が故郷の三重県津市には”ルーブル彫刻美術館”という姉妹館があり、サモトラケのニケの他、ミロのビーナスその他いろんなレプリカで埋め尽くされているのです。
人、人、そして人

この時期、ルーブル博物館にはヨーロッパ各国、アジア各国、アメリカからも詰めかけ館内は人で埋め尽くされております。

これは何の部屋か?向こうに黒く見えるのがレオナルドダビンチ作のモナリザです。
頑張って前まで行って間近で見ようかと思いましたが、止めました。
上の娘はみんなの間をくぐり抜け、一番前まで行ったそうです。

イヤー、私は人ごみを見ている方が興味深かった。
でんでん虫の料理

エスカルゴとか言う料理だそうですが、要するにでんでん虫を加熱し、パセリとニンニクと油で味付けしたものです。
はっきり言ってそんなんにおいしいものではありませんでした。
それに身が小さいので舌の上に乗せるだけ、という感じでした。

ワインを飲みながら、何となく6個食べてしまいました。食べながらナゼかタニシを思い出してしまいました。
ベルサイユ宮殿

なかなか豪華ではあります。ルイ14世とかマリーアントワネットとかの寝室も見ましたが、一つだけ見つける事ができないものがありました。
それはトイレです。

ガイドさんに聞いてみましたら、当時はみんなオマルで用を済ませて、それをどこかに捨てたのだそうです。
庶民もやはりオマルを使っていて、それを窓から外にジャーッと捨てていたそうです。
よく考えると当時の道路は、スゴイ事になっていたのですね。
ベルサイユ宮殿の柱

これだけの建物を大理石とかを組み合わせて作ってあるのですからスゴイ技術だと思います。
そこで柱の継ぎ目とかを近寄ってくわしく観察してみました。

やはり隅っこは誤差が集積されるので、大きくずれたりしています。ざっと見たところ2cm以上の隙間は見つける事ができませんでした。
隅間にはしっくいのようなものが詰め込んでありました。
お土産屋さん

旅行会社のグループツアーというのは、何かの形でお土産屋さんに連れて行かされます。
これは店から旅行会社がリベートをもらっているからで、東南アジアの安いグループツアーだと1日に2つも3つも店に行くツアーがあるそうです。

今回も1日に1店くらいのペースで行きました。パリでは高○屋という日本でも有名な店に行きました。結構なブランド品を買ってみえる方もおりました。
皆さん、お金持ちです。
スリのメッカ、オペラハウス前

ルーブル縛物館、ベルサイユ宮殿、その他有名な場所は全て非常に危険です。スロバキアとかイタリーの北東の国々の人がイタリーで訓練されて、パリに来て稼ぐとの事でした。
以前は服装などで何となくこれらの人は識別できたそうですが、今はドレスを着たり、バリッとスーツを着たりで、なかなか見分けが難しいそうです。

今回もグループの中で危うく被害に遭いそうになった方がおりました。見破ると、「バーカー、アホ」、と言って、さっと離れていったそうです。
静かに座ってろよナー、、、

帰りのフライトはパリからシカゴ、シカゴからコロンバスというまともなルートでした。
パリからシカゴは9時間、飛行機は満席状態でアメリカ人が殆どです。

彼等はじっと座っている事ができず、直ぐに立ってどこかの席に行っておしゃべりを始めます。ですからいつも機内はザワザワしています。

昔ソウル発、成田経由シカゴ行きというNWに乗ったとき、韓国人達は座っている人より、立ってうろうろしている人の方が多かったのを思い出しました。
旅行をすると普段経験できない、あるいは経験する必要のない事を経験する事になります。
オハイオに来ての初めての外国旅行。(厳密にはカナダは外国ですが、まあアメリカと同じような文化なので敢えて外国とは呼ばない事にします。)
大きな事故もハプニングもなく6泊7日の旅を終えました。ドイツ、スイス、フランスにはもう一度行ってみたいか?答えはYESです。今度は一つの国をじっくりと訪れてみたいと思います。
でもいつの事になるやら、、、、。
inserted by FC2 system