冬のシカゴ(その2)
私の会社では冬休みは大体10日間くらいはあります。クリスマスイブの1日くらい前から1月2日ー3日までです。
まとまった休みなので、かなり遠出で旅行する事もありますが、年末・正月を日本にいるときのようにゆっくりと過ごしたい時は遠くには出かけません。

そのような時にぶらっと出かけるのがシカゴです。ゆっくり走っても7時間ほどで着きますし、何と言っても大都会でオハイオにはない雰囲気を味わえるところです。今年も休みに入り、2−3日ゆっくりしてからぶらっとシカゴ。
かなりの大雪の直後で、気温も低かったのですが、それなりにのんびりと楽しめました。
ホテル

宿はシカゴのダウンタウンのど真ん中か、それとも郊外か、とかいろいろな選択肢があります。
私は普通はダウンタウンから30分くらい離れた所の郊外に宿をとります。

このシーズンですとかなり広い部屋を予約しても、2人で90ドルー100ドル。簡単な朝食もついています。
予約はインターネットで行います。

ホテルによっては、TV−JAPAN(日本語の衛星放送)が無料でみれるところもあり、シカゴはそのようなホテルが多いようです。
隣のホテル

クリスマス(25日)の夜。隣のホテルも宿泊客も少なく、静かなものです。
クリスマスの夜は、殆どのレストランとかもお休みで、食事をするのに、非常に困りました。

結局は近くの日系スーパーに閉店間際に飛び込んで、お弁当とか液体燃料とかを買い込んで、ホテルの部屋で食事をしました。

夕食をホテルの部屋で食べるなんて、初めての経験でした。
マウントプロスペクトの駅

今回はダウンタウンまで車ではなく、電車に乗って行くことにしました。
アメリカに来て9年、初めてアメリカの電車。ウキウキ、です。

でも午前中のこんな時間、駅のベンチには非常にやばそうな白人の2人連れがおり、ちょっと怖かった。
着ているコートに血糊のようなものがこびり付いており、そのうち同じように電車を待っている客と怒鳴り合いは始めました。

意味は全部はわかりませんが、もの凄い言葉で罵り合っているのは私にもよくわかりました。
電車の中

座席の座り心地、乗ったときの車内の快適さ、日本の電車とは比べものになりません。右の写真は2階の席の部分です。

休日は駅の切符売り場は営業していないので、列車の中で買います。車掌が来るので、どこから乗ったか、自分で申告します。

切符は降りる時も出す必要はありません。45分ほどでダウンのど真ん中の駅に着きます。

料金は往復で5ドル、かなり安い感じです。
さあ、市内のぶらり散歩

シカゴは美術館、科学博物館など、非常に充実した見どころがたくさんあります。美術館にも寄ってみようと思いましたが、今までに2回行っているので、今回はパス。
防寒対策を完全にして、クリスマス明けのダウンタウンをブラリ散歩してしてみました。
人通りもそこそこあり、クリスマス後のセール目当ての買い物客が多かったように感じました。

シカゴのダウンタウンは、何とか歩いて回れる面積で収まっています。
シカゴの摩天楼

シカゴのダウンタウンは東西に流れるシカゴ川で南北の2つの地区に分かれています。
摩天楼は南のループ地区の建物の一群を指します。

それと気が付いた事は、結構外国人風の観光客が多い事でした。
この写真を撮っているときも中国人のご一行様、インド人の集団が隣でワイワイと、写真を撮っていました。

日本人は殆ど見掛けませんでした。
ちょっと腹ごしらえです

昼食はこのような簡単なメニューで、さっと済ませます。お代わり無制限の飲み物共で、7−8ドルです。
でも、実はこれでかなりお腹が一杯になってしまいます。やっぱりアメリカ人用なので、量が半端じゃなく、多いのです。

左を見ると、あれー!、電車で同じ車両に乗っていたオジさんも食事をしているではありませんか!

この広いシカゴのダウンタウンで、同じ電車に乗った人と、再び偶然にレストランで会う確率ってどれくらいなのでしょうか。びっくりしました。
マーシャル・フィールド

シカゴの老舗デパートの一つだそうです。

で、中に入ってみるとさすが、なかなかの品揃え、センスのいいディスプレーで驚かされます。
中の雰囲気の重厚さも日本のデパートの比ではありません。
中も広くて、自分がどこにいるのかわからなくなってしまいそうです。

クリスマス後のセールを目当てでしょうか、結構な人が入っておりました。
クリスマスのイルミ

ビルの谷間の広場に大きなクリスマスツリーがありました。何かのイベント広場だったのか、いろいろなイルミもありました。

観光客が盛んに写真を撮っており、私もカメラのシャッターを押すのを頼まれました。

でもマイナス10℃以下の中、こんな長時間よく歩いたものです。
防備さえしていれば寒さは感じません。(アタリマエ)
白雪姫と7人の小人たち

あるデパートのウインドウの前に人が群がっているので、なんだろうと近寄ってみると、「白雪姫と7人の小人たち」、のディスプレーです。

白雪姫は冷蔵庫の扉を開いて、何か食べ物を出しています。小人たちはベッドで寝ていますが、ラジカセを聞きながら寝ています。
ヘッドホンをかけている小人もいます。

隣のディスプレーでは魔法使いのお婆さんはパソコンを叩きながら、何か怪しげな飲み物を作っていました。
ウオータータワー、ジョンハンコックセンター

ウオータータワーというのは1871年のシカゴの大火を免れた唯一の建物だそうです。
そりゃそうだよね、給水塔だから水が一杯詰まっているわけで、そう簡単には燃えなかったんですよね。

ジョンハンコックセンターは後ろの黒いブルで、日本に行くときにシカゴ空港に着陸する前にもの建物は、はっきりと飛行機の窓から見えます。

電車の駅からここまで2.5mk、普段歩き慣れていませんので、かなり疲れました。
ノースウエスタン駅

ちょっとだけ買い物をして、再び駅まで。
この日は多分10km近くは歩いたのではないかと思います。

電車は休みの日は1時間に1本なので、乗り遅れると大変です。
列車に乗るには往きと同じように、やはり改札も何もありません。

ウーン、ちょっと考えただけでも、ただ乗りの方法はいくらでもあります。本当にこんなシステムってありなのですね。
夕食−1:何でもあります

再び電車に乗ること45分。駅の駐車場に置いてあった車に乗って、ホテルに向かいます。
その前に食事です。

ホテルから2分のところに、Mという大きな日本のスーパがあり、この中には屋台村があるのです。
ごらんの見本はホンの一部でmこれ以外に中華メニュー、麺類、一通り何でも揃っている感じです。

値段は7ドルー8ドル。でも日本とはサイズがかなり違うのです。アメリカンサイズ、つまり量がうんと多いのです。
夕食−2:こりゃ1.5〜2人前ですね

この店ではカレー、カレーうどん、ピラフ、カツカレー、ハンバーグカレーとかを出していましたが、いずれもかなりの量です。いずれも4ドル〜4ドル50セントです。

カウンターにいたヒスパニック系のアンちゃんに、「写真撮ってもいいですか?」、って頼んだらちょっと不思議そうな顔をしてOK。

写真なんか撮ってどうするのだろう?これは食べて価値がわかるものだよ?とでも言いたそうな雰囲気でした。
夕食−3:寿司

いろんな種類のセットが山のように並べられています。好きな種類の詰め合わせも、少し待てば作ってくれるようです。
昨夜はこれを買ってきて食べましたが、そこそこイケました。

驚く事には、閉店夕方の7時(?)頃には殆ど売れてなくなる事です。
寿司ですから、残したら次の日には売れないし、足りなきゃお客に迷惑掛けるし、、、すごい読みです。
本屋さん

この本屋さんが、私の住んでいるところから一番近い本屋さんです。
学習参考書とか、雑誌もかなり置いてあります。

私は欲しい本は日本に注文して、郵便で送ってもらうか、日本に出張したときにまとめて買ってくるか、普段はこのいずれかの方法で日本の本を手に入れています。
雑誌は3冊、定期購読で、これは会社まで送ってくれます。

値段は日本の1.5〜2倍弱といった感じでしょうか。
液体燃料販売所

ナゼかコロンバスでは、今のところ焼酎が手に入りません。ですからここで私は焼酎をどさっと買い込みます。
今回も10本買いました。

日本酒はコロンバスでも手に入りますが、シカゴのこの店では1.5リッターの瓶が5ドル以下で買えます。
で、これもどさっと買います。

そして、調子に乗って他の液体燃料ももどさっと買います。私はこの瞬間は非常にハッピーです。
コロンバスまで帰ります

シカゴの街をぶらつき、普段は買えないようなちょっとセンスのいい物を買って、更に日本スーパで食料品を買ってコロンバスに帰る。

何の事はない、2泊3日の買い出しツアーです。
コロンバスまでは普通に運転して6時間−7時間で、
2回程休憩すれば十分です。

今年こそ夏のシカゴに行ってみたいね、あの飛行機から見えるミシガン湖の畔を散歩したい、、、、。
カミさんに言われています。
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